2年目(11年シーズン)

今年の星菜選手は少し違った

練習の積み重ねとオフの自主トレにより成長が見られたのだ

 

「球質が多少良くなってきたかなと思います。さらに良くしたい」

 

シーズン初登板は12試合目

ローテの穴埋め要員としての登板だったが結果は5回を投げ4失点で敗戦投手

本塁打が2本という結果だった

 

一一一本日の登板を終えて

「どのような起用法でも結果を出さないといけなかったんですが…申し訳ないです」

 

一一一球質が良くなったと聞いていたが

「良くはなりましたがまだまだ。それにコントロールがまだあまり良くない。そこも課題ですね」

 

こう語った星菜投手は翌日から制球練習を繰り返した

 

2回目の登板は36試合目

「そろそろ結果が欲しい。コントロールも多少改善できたので」

しかしその言葉とは裏腹に炎上

5回を5失点。敗戦投手となった

 

 一一一今回の登板について

「前回課題だった被本塁打こそ0だったものの、5つもフォアボールを与えてしまった。完全に自滅です」

 

一一一次回登板は

「あればいいですけど…2回連続での炎上となると先発では厳しいのかもしれない。しっかりとした実力をつけてからになると思います」

 

翌日星菜投手はコーチに先発でなくても投げると伝えたという

 

一一一起用法変更について

「先発だけでは見えないこともあるのかと思ったので。ただ先発を諦めたわけではない。監督にお任せして、一番自分に合っていると思うところで使ってもらいたい」

 

その後94試合目にリリーフ登板し3回1/3を3失点。しかし初セーブを記録する

95試合目にも連投。1回1/3を無失点で切り抜けた

 

しかしそれ以降登板はなくカープは3位でシーズンを終えPSへと進出した

 

一一一PS進出となりましたが

「貢献できたことなんて何一つないですが、チームとしてはよかったなと思います」

 

一一一ポストシーズンに向けて

「準備はしておきます」

 

迎えたPS 1st。ベイスターズとの接戦を制し2勝1敗で突破

リーグ王者スワローズとのPS Final

強力スワローズ打線を抑えきれず1勝4敗で敗退

シーズンを終えた

 

一一一今シーズンを終えて

「正直去年よりひどい。監督が与えてくれたチャンスをすべてフイにしている」

 

一一一来シーズンの目標は

「毎年言っていますがまず初勝利を。このままでは見限られてもおかしくないので」

 

将来を期待されカープに入団して来年で3年

そろそろ結果を出したいところだ

 

(ちうごく新聞:中野綾香)